「今後のためにIT系の資格を取っておきたい」
そんな風に考えている方も多いでしょう。
とはいえ、忙しくて試験会場まで足を運ぶのは大変だと感じることもあります。
できれば自宅から受験できるものがあれば助かりますよね。
IT資格の中にはオンラインで受けられるものも増えてきています。
この記事では、自宅受験に対応している代表的なIT資格を紹介し、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
目次
自宅受験に対応している主なIT資格

自宅受験できるIT系の資格には、どのようなものがあるでしょうか。
ここでは、代表的な資格を紹介します。
G検定(ジェネラリスト検定)
G検定は、ディープラーニングを中心としたAI技術の基礎知識を問う民間資格です。
日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催しています。
試験はIBT形式で、自宅のPCからオンライン受験が可能です。
AIやデータサイエンスに関心がある方には、実務に役立つ資格として注目されています。
Microsoft認定資格
Microsoftが提供する各種認定資格の多くは、オンラインでの自宅受験に対応しています。
一番有名な認定資格が「Microsoft Office Specialist(MOS)」です。
その他「Azure Fundamentals」「Power Platform Fundamentals」といった資格もあります。
Office製品の操作スキルからクラウド・業務自動化まで、幅広い分野をカバーしています。
試験前にはPCの環境チェックや身分証による本人確認が行われ、所定の条件を満たせば自宅から受験できます。
ITインフラや業務効率化に携わる人がスキルを証明できる実用性の高い資格です。
Google公認資格
Google Cloud認定資格は、「GCP(Google Cloud Platform)」の理解や活用能力を評価するための資格です。
一部の試験がオンラインでの自宅受験に対応しており、受験時にはカメラやマイクの使用、本人確認などが求められます。
例えば、「Associate Cloud Engineer」「Professional Data Engineer」などの資格は、クラウド運用やデータ分析に関するスキルを段階的に証明できます。
データインフラや分析業務、アーキテクチャ設計に関わる方の実務に直結する資格として注目されています。
AWS認定資格
AWS認定資格は、「Amazon Web Services」に関する知識とスキルを証明するためのクラウド系資格です。
すべての試験がオンライン受験に対応しており、自宅からの受験が可能です。
「AWS Certified Cloud Practitioner」「AWS Certified Solutions Architect – Associate」などが代表的な資格で、クラウドの基礎から設計・運用スキルまで段階的に習得できます。
クラウドインフラに関わる人や、クラウド移行を支援する立場の方にとって有効なスキルの証明手段となります。
ウェブ解析士
ウェブ解析士は、アクセス解析やウェブマーケティングの知識を体系的に学べる資格です。
初級レベルはIBT形式での自宅受験が可能です。
受験の申し込みから実施まで、すべてオンラインで完結できます。
マーケティングやWeb制作に携わる人にとって、実践的な知識を得るために有効な資格です。
自宅受験する際の注意点

自宅で受験できる資格は便利ですが、不正が起こりやすいのも確かです。
受験に臨むときは、次のようなポイントに注意しておきましょう。
本人確認のための監視体制
自宅受験では、不正防止のためにWebカメラやマイクを使って監視されることが一般的です。
受験者本人であることを確認するため、写真付きの身分証明書の提示を求められるケースもあります。
また、試験中は部屋に他の人がいないか、カンニングにつながる資料が映っていないかなどもチェックされることもあります。
ネットの動作環境
IBT形式の試験では、安定したインターネット接続とシステムに対応したパソコン環境が必須です。
受験前に動作環境チェックツールを使って、カメラやマイク、ブラウザのバージョンなどを確認しておく必要があります。
万が一、通信トラブルやソフトの不具合が発生すると試験が中断される可能性もあります。
できるだけ有線接続にする、他のアプリは終了しておくなど環境を整えておきましょう。
まとめ
IT資格の受験は、以前と比べて自宅から受けられるものが増えてきました。
G検定やMOS、ウェブ解析士など信頼性の高い資格もあります。
受験を検討している方は、ぜひ前向きにチャレンジしてみてください。